ステファニー・グリッツ-ゾーヴァ / Stefanie Gritz-Sowa
2018.11.6(Tue.) - 11.24(Sat.)
11:00 - 19:00( Closed on Sunday and Monday & Public Holiday)
Opening Reception 11.6(Tue.) 17:30 - 19:30
ミヒャエル・ゾーヴァ新作絵画展
※ステファニー・グリッツ-ゾーヴァの人形作品も展示します
Michael Sowa "The Morning after" 2018, 31.5 x 29.5cm, acrylic on paper
Michael Sowa "llustration for Axel Hacke ´s My Days with God" 2018, 20.5 x 16.4cm, acrylic on paper
Michael Sowa "Fat Egg" 2018, 17.1 x 13.7cm, acrylic on paper
Stefanie Gritz-Sowa "Linda und James"
left: “James” H40cm right: “Linda” H37cm
MEGUMI OGITA GALLERY 東京都中央区銀座2-16-12銀座大塚ビルB1
この度メグミオギタギャラリーでは、3年ぶり第2回目となる、ミヒャエル・ゾーヴァ新作絵画展を開催します。
ミヒャエル・ゾーヴァは1945年にベルリンに生まれ、1992年、ヴィルヘルム・ブッシュ美術館でのグループ展「二つの世紀」での成功を機に画家としての本格的なキャリアをスタートさせました。
1995年に現代を的確に風刺した画家に与えられるオルフ・グルブランソン賞を受賞、1998年にはフランクフルトのオペラ座で『魔笛』の舞台美術を担当し、続く2001年にジャン・ピエール・ジュネ監督の映画『アメリ』で劇中に使われる絵とランプを制作したことで、世界中からの人気を誇ります。日本でも原画展や講演会、また絵本の挿絵などを通して多くのファンを持ちます。
ゾーヴァは一旦完成したように見える絵や、過去に発表された原画であっても手直しをし続けていく制作方法から、挿絵など出版時そのままの原画であっても同じ作品が既に存在しないケースが多いことで知られ、コマーシャルギャラリーで原画が販売される事は殆どありません。
また美術館などに展示する時のために身近なコレクターにのみ作品を販売しています。そのため、今回は奇跡的に展示・販売の機会を得た、大変貴重な展覧会であると言えます。
画家の青木正夫氏によれば、ゾーヴァ作品の特徴を、「主なモチーフに波、光、森、動物等があり、
特に光に関してはイメージの高揚を図るため入念な計画が成されています。画中の登場者の表情や動作をやや強調することで象徴的に擬人化し、風刺的な視点からメッセージを与え、読み手の想像力との共同作業でイメージを最大限に広げていきます。このように芸術面を考察したとき、知覚的な思考力と細やかな感受性による絵画観を常に観者に向かって送り続けています。」と述べています(青木正夫「ミヒャエル•ゾーヴァの世界観」より抜粋)。
今展では、ゾーヴァのモチーフには珍しい巨大ヒトデの描かれた部屋の作品、波に揉まれる人々、人気のうさぎ、フクロウなどの動物が登場する作品など多数出品します。
また夫人であるステファニー・グリッツ-ゾーヴァの人形作品も併せて展示します。
ユーモアでシニカル、ミステリアスなミヒャエル・ゾーヴァ新作絵画展に是非ご期待下さい。